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2020年4月1日更新

春、四月

 


顔右余白

 

 いつになく落ち着かないこの春です。お元気でしょうか。先日、友人が脊椎を折り脊髄を損傷して手術をしました。すでに脊損なので人生において2度も折ったわけです。車いすから車への移乗に失敗して床に落ちただけで、あんなに太い部位が折れるとは驚きです。脊損も長くなると骨が弱くなるのでしょうか。

 私が歩けなくなってから数年、まだ30歳だった頃のこと。ある日、全身のレントゲンを撮りました。肋骨や下半身は60歳以上と言われショックを受けましたが、自ら動かせる腕は、年齢相応で、一つの体の中に年齢差があることを知りました。これは食べ物を摂ることや薬をもってしても効果は無し。負荷をかけてもカルシウムは吸収せず、骨を丈夫にすることもできないという。

では、どうしたらいいのですか、と主治医に尋ねると「落ちないようにするしかない」という、全くトホホのお応えです。それでも年に数回は車いすから落ちるが何でもなく無事だった。「そうは言われても私は大丈夫だ」と楽観的な性格で、自覚なく過ごしていた。ところが2年前に足首を折り、身につまされた。周りの脊損者、そうでない人でも、ここのところ、やたらと骨折情報が入り憂鬱な気分になったものです。寄る年波?お年頃のせいでしょう。

さて、自分だけは平気だと何の裏付けもなく過信する、今までのような無防備ではおれない昨今です。どなたの気持ちも晴ればれとした本来の春を満喫できる日が来ることを願います。真っ青な空に満開のこぶしを見あげていたら、あっという間に桜が咲き、桃の花も咲きました。このページを更新する頃には桃の花も終わり季節はさらに進みます。気持ちが季節に追いつかないような日々ながら、自分のやるべきことを見失わずにしようと思う毎日です。

 

 

 

                                                             

“4月のおしゃべり’も更新しました。”

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