3月のおしゃべり

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「車いすとダイエット」


車いすで太っていようと痩せていようとあまり関心ないと思われそうですが、車いすと言えども見た目は気にします。それもさることながら、身体状況にも切実な問題となります。これから、おしゃべりの中で語っていきたいと思います。

今月もおしゃべりの相手は、中野佐世子さんです。

 

教育ビデオをご紹介します。

~合理的配慮と職場のコミュニケーション~ 心のバリアフリーをめざして
(株)自己啓発協会 http://www.e-head.jp/
これは、「働く障害者に必要な配慮とは?職場でお互いがいい距離感でコミュニケーションを築くには?」を考えるきっかけになるような教材です。

一概に車いすといっても、障害も違う、動いている部位も違うのですが、共通していることは、どこかが麻痺していて、使える機能が限られている。その限られた機能で車いすを漕ぐとか日常の生活動作を支えています。そのために、身体が重くなると使える限られた部位ばかりに負担がかかる。私のことで言えば、首、腕、肩の筋肉や胸の一部の筋肉で、身体の全てを支えているわけです。

 

 

動く限られた筋肉に負担がかかるのね。具体的に体重が増えると、どうなるのですか?

 

 

車いすからベッドへ、車へ、トイレへ、とあらゆる場所へ移動をする動作や車いすを漕ぐ動作が辛くなります。毎日の筋肉の酷使で、経年疲労を起こしてくるようです。長持ちをさせるためには、その負担を減らす努力、つまり体重を減らした方がいいという訳です。

 

 

それは私達にも言えることですよね。過重により膝に負担をかけていると言う例もあります。ただ、せき損(脊髄損傷者)の人たちは、同じところばかり使うので、私達より特定の部位の使用頻度は多いのでしょうね。

 

 

そうです。使う部分は鍛えられて太くなることは致し方ないのですが。せき損の人は指、手首を使いすぎて手根管症候群になる人も多い。とても痛いらしくて手術する人もいますね。人の3倍使うから仕方ないね、と言っていました。それでも動くことは有りがたいことです。

 

 

一般の人より代謝が悪いってことはないですか?

 

 

確かに代謝は悪いです。それでも運動をすることはいいのですが、なかなか全身運動は思いつかないのよね。同じ距離を走っていても一般の人の3分の1しかカロリー消費しないのです。佐世子さんが1キロ走るところ、私は3キロ走らない(漕ぐですね)と同じにはならない。もちろん腕には筋肉が付きますし、疲れますよ。でも下半身、特に大きな筋肉の太ももを使っていないということも要因かもしれません。代謝の悪さと体重軽減は相関関係にあります。どちらも大事です。

 

 

水泳はいかがですか?下半身を鍛えることはできないとしても、自然に水の中で下半身がゆらゆらすると、血行も良くなり代謝を促進してくれそうですが。

車いすで、出入りしやすいプールも有ります。

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(写真)このスロープを通ります。濡れてもいい車いすで、水の中まで入れます。

 

 

 

はい、私もそう思います。20代後半から5年くらいやっていたかしら。気持ち良いのですが私には向いていないかもね。濡れると着替えがとても時間がかかります。それでも体の為と思い、数年前に再開しました。ある時、プールに着いたら、臨時休業だったのよ。その時にホッとしている自分がいました。あ、私は水泳が嫌いなんだと気づきました。それで止めました。やはり好きなことをしたほうがいいわね。

 

 

好きではないことはしないほうがいいわ。私は運動が苦手だから良く解ります。

連れの誘いで山登りをしています。これは続いています。山を登ることなど、想像もしませんでしたが、やってみたら案外楽しいのよ。なので、門戸を拡げてチャレンジしてみることも大事ですね。その後、代謝を上げるために、他に良い方法は見つけられましたか?

 

 

なかなか無いですね。器具にしても需要が圧倒的に少ないので商品も出てこないし。ひとつこういう良い物があります。イージースタンド(イージーグライド)といいます。これは両手を動かすと同時に足が動くというもの。手の動作は負荷をかけられるようになっています。どんどん腕が重くなります。腕を鍛えながら足も連動して動くという一石二鳥で、日頃全く無い立つ姿勢を作ることができます。

私の家にあるのは、立ち上がるだけのものです。いつも座っているか寝ているかの姿勢だけです。立つという姿勢は、あったほうがいいでしょうね。単純に体が伸びて気持ちいいです。私の機械は立つだけなので、運動効果もないし、代謝が良くなるまではいかないでしょうが、手と足が連動している方は代謝の効果もあるかも。これはアメリカ製ね。アメリカのケイソン(脊髄損傷の中でも部位が上位の首の神経の損傷です)の人が開発したものです。重度のケイソンの男性が開発しただけあって、移乗も簡単で、座る姿勢から立つ姿勢にアレよアレよと言う間にできます。

腕に負荷をかけられる分で100万円以上はします。私のは3分の1くらいかしら。友人が買って、彼女は30年以上毎日欠かさずやっているそうです。

写真「イージーグライド

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その機器は良さそうですが高価ですね。道具を何も使わずに、もっと簡単で、しかも継続してできるものがいいわね。たとえば歌を歌うってどうですか?

 

 

それ、良いそうです。OTの先生に聞きました。ケイソンの人にとって、肺活量を増やす意味と共に全身にも良い影響があるようです。つまりカラオケがいいらしい。

 

 

 

誤嚥予防には裏声を出すといいと聞いたわ。歌って気持ちを上向きにする意味でも良い効果がありそう。これで痩せるまではいかないでしょうね。代謝を上げる気持ちでいるなら、鼻歌くらいじゃダメね。身ぶり手ぶりを入れてダンスする勢いで歌ったほうがいいかも。でも、家で継続してやれるかしら?私は体育会カラオケ部と称して、友人と何時間も歌っていられるほど歌は好きよ。良かったらお付き合いするわ。喉声ではなく、お腹から声を出しましょう。

 

 

 

最近、遅ればせながら「シックスパッド」を購入しました。友人のケイソン女性が 体が締まって体重が落ちたとメールをくれたので、私も購入しました。皮膚科の医師は基礎代謝が上がるのでいいのでは、ということでした。これについてはまた報告します。

私の主治医のリハビリドクターが、別の病院で体重を減らすためにLカルニチンのサプリを患者さんに処方していたので、それを飲む手はあると言っていましたが・・・私は懐疑的。飲んで直ぐに運動しないといけない。車いすを漕ぐくらいでいいのかしら、と。

 

 

シックスパッドはあなたを経過観察しているわ、良かったら私も試すかも。

こういう記事を新聞で見つけました。脊髄損傷者専門ジム

これはいかがかしら。

 

 

情報をありがとうございます。ジムと言う意味でホームページを見たところ、身体を鍛えるというよりも「再び歩ける」ようになるためのトレーニングを謳っているところですね。もちろん、それを望まない脊髄損傷者はいないでしょう。ただ私には、にわかには信じがたいです。ダメ元で行ってみる手は有りますが、かなりの高額ですね。これは、さらに情報収集して試すかどうか検討してみるわ。

 皆さまも、車いすユーザーに有効な情報があれば教えてください。そうこうするうちに、直ぐ暖かくなりますから身も心も軽やかに、といきたいわね。

 

 

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